2018年ミーハーな僕はワールドカップを楽しめている。

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僕は、昔は毎回見ているほどハマっていた代表のサッカー。いまは普段の代表を毎回みるほどのサッカーファンではない。4年に一度に盛り上がるミーハーなファンなのだ。4年に一度だからこそ熱く盛り上がっていたが、2018年今年のワールドカップは、全く気持ちが盛り上がっていなかった。

これは、ひとえにワールドカップが始まる2ヵ月ほど前にハリル前監督が辞めさせられる事件だけのせいじゃない。

ワールドカップ予選時の4年前とほぼ人が変わらない人選、中盤での中だるみ感。なぜか王様に仕立て上げられているあの選手たち。海外で活躍する選手は多くなった。日本のサッカーのレベルも上がっているのだろう。しかし、それに比例して僕らの目も肥えてしまったのだ。ミーハーだからこそ、4年前のワールドカップの他チームのプレイも見ている。目に、記憶に焼き付いているのだ。

それをイメージして、日本代表をみてしまうと先制されるとなぜか勝てないイメージがついており、中村俊輔選手などがいたときに比べてFKからの得点も多くないので、ここで逆転チャンス!という感じが最近ない。

日本の代表になっている選手なのだから負けず嫌いじゃないはずがない。失点されても取り返す、絶対に勝つ気持ちでやっている。…はずなのに。ワールドカップ予選という難易度の高いこともやってのけていて、近隣の国に比べて強いはずなのになぜなのか…。

などのことを考えていたら、いつの間にか気持ちが離れていたのだ。4年に一度でいいや…と。

 

しかし、始まってしまえばワールドカップ。もちろん多少のしこりはある。が、とても面白い。

 

スペイン対ポルトガル…スペインの多彩で華麗なボール回しとCロナの圧倒的個人技。スペインの勝ちで決まりかとほぼ確信していたところでの、Cロナのスーパースターと言わざる得ない芸術的なFKで同点の引き分け。

 

アイスランド対アルゼンチン。アルゼンチンというメッシ擁するチーム。もちろんメッシだけではない。ほぼ全員がトップリーグで戦っている選手ばかりで前回の準優勝チームだ。対するアイスランドは、EURO2016でベスト8にこそ入ったが、今回が初出場だ。下馬評では圧倒的にアルゼンチンだった。誰もが、アルゼンチンが勝ち切ると予想していた。引き分けも無理だろうと。当然のごとく先制はアルゼンチンだった。アイスランドが一点こそ返したが、その後メッシがPKを止められてしまうなどあり、アイスランドの組織的で健診なディフェンスの前に攻めきれずなんと引き分けで終わったのだ。

 

ドイツ対メキシコ。メキシコが弱いわけではない。なんならメキシコはすごい強い。FIFAランクで15位だ。しかし、そのさらに上をいくのがドイツだ。FIFAランクなら1位のドイツ。さらにいうなら、ワールドカップの一次リーグは余裕とみているのがサッカーファンだ。

なぜなら、ドイツは統一した1994年から最低でベスト8。西ドイツ東ドイツに分かれていたときですら、出場したらベスト8が最低なのだ。一次リーグ敗退は、1938年までさかのぼらなければいけないほどの超強豪。ワールドカップ予選も10連勝。得失点差39点で世界記録を樹立。そんな意味のわからない強豪だ。メキシコは確かに強いが、強すぎるドイツだし負けるわけないよね?っていう感じだったのだが、始まってみれば前半35分にメキシコが先制し、その後ドイツの攻撃の起点になる選手をしっかりとマークし続け守りきってのメキシコの勝利。

ワールドカップtotoはこの時点で荒れた。

 

 

そして、6月19日の日本対コロンビア。

日本が勝てたら大番狂わせという試合だ。FIFAランク61位の日本に対して、コロンビアは16位。さらに2014年の一次リーグでも戦っているチーム同士の対決。2014年のときは、1-4というスコアで大敗。日本人サポーターは当然そのことを覚えているし、日本は2ヵ月前に「選手とのコミュニケーション不足というわけのわからない」理由により、監督を交代。ミーハーなサッカーファンだがこれにはわけがわからない。そんな理由で解雇って…それを事前に監督に伝えていて、その状態が続いていたならまだしもJFAの怠慢傲慢としか思えない解雇劇。半端ない。そして、最近試合に出ていないのに、試合勘大丈夫なの?ネームバリュー重視しすぎじゃないの?っていう選手を選出した日本。

しかし、試合が始まって3分。大迫選手のシュートを止めたことにより、コロンビアのCサンチェス選手がレッドカードを貰って、日本がPKで先制。数的優位に立った。…

コロンビアの守備のミスをうまくつけた…とはいえ誰がこんなこと予想したという展開。しかし、PKで先制をもぎ取り数的に優位に立ち、いけると思ったら少し引っ込んでしまうのが日本だった。

長谷部がゴール近くでファールを献上してしまう。(この判定はいまいち納得ができないが…相手のファルカオ選手がうまかったということにしよう)。そこで打たれたFKにて。日本は同点にされてしまった。

僕はこのときにいつもの日本を想像してしまった。期待少ないところに、どかんと期待させて落とされるあの感じだ。くやしさ二倍感。しかし、今回の日本は、違ったのだ。

選手それぞれが落ち着いて、プレイしていた。そして、大迫半端ないって!!の瞬間だった。そしてそのまま…2-1のスコアで試合は終了。

日本が勝つのは、8年前のカメルーン戦以来だった。

このとき、僕は完全にネームバリュー重視とかいって申し訳ございませんでしたっ!と、選手に対して手の平返した。(大迫は呼ばれてもいいと思ってたけど、香川さんとか岡崎さんとか?スイスのときにやらかした川島さんとか?本田さんは…)

 

 

日本以外の番狂わせの試合も文句なしで楽しい。面白いしとても興奮した。

しかし、やはり自分の国が勝つのは格別に違うのだ。選手に対して手のひらを返せたことが一番うれしい!

 

初戦を勝ったことにより、日本がワールドカップ一次予選を突破する可能性がとても上がっている。その事実がさらに気持ちを高ぶらせる。にわかでもなんでも、サッカー協会批判してても見た方がいい。いまめっちゃくちゃ面白いぞ!